プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

マツダ サバンナRX-7(SA22C)前期型 #1

こんばんは。

連日のコロナ感染数の全国的記録更新の中、皆様、ご自愛を!

 

さて、今回から新しいキットに取り組みます。

セガワさんの「マツダ サバンナ RX-7 (SA22C) 前期型 リミテッド」の製作に入ります。

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ボックスアートです。

このブログで以前にタミヤさんのサバンナ RX-7 (SA22C) 後期型を取り上げました。

タミヤさんの前期型は金型改修で再販不可、入手困難の状態でしたが、ハセガワさんの旧車連続投入の一環としてSA22C前期型の発売が発表されましたので心待ちにしておりました。

さあ、現在の技術でキット化されたSA22Cを組み立てていきましょう!

 

先ずボディの表面処理から。

このキットは市販車仕様ですが、レーシングバージョンと金型共用のため、市販車としては余計なモールドがあります。

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ボディの不要モールド(マーカー着色部)を削り落とします。

セガワさんの自動車キットの特徴?として、スジ彫りがアッサリ目なので深くしておきます。

また、最新キットにしては各所に「ヒケ」が多いので400番ペーパーでやすった後、800番で表面をならしておきました。

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スジ彫りを深くして全体にペーパーを掛け表面処理をしました。

このキットでは、「リトラクタブルヘッドライトを開くためにはバンパーを取り外して棒でヘッドライトを押し上げる」仕様になっています。

これでは今一つなので、モデラーの方々は様々な方法で開閉化にチャレンジしていますね。

私もなるべくスマートな方法で開閉可能なように改造を施したいと思い、トライしてみます。

 

方法を考えるため、先ず仮組みします。

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ヘッドライトユニットをクラフトボンドで仮止めします。

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ひっくり返して、リトラ「開」状態で上面側から見ると。

リトラのユニットは何もしなければ重力で閉じますので、開きたい時に下から支えてやれば良さそうです。

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ヘッドライトユニットを赤色矢印のように後ろから押せば開けそうです。

後ろから押すバーの位置と高さを確認するため、厚紙でバーを試作してみます。

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ヘッドライトを上げるバーのテストをします。

ボディをシャシーに被せてみると、

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リトラが開きました。

バーの位置と大きさはほぼ良いようなので、これを可動式にします。

直径1mmの洋白線とこれが通る真鍮パイプでスライドガイドを製作し、プラ角棒で高さ合わせをして接着します。

外部からの操作レバーはエンジンルーム下へ通す方式にします。

 

スライド操作の確認をします。

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前にスライドさせたところ。

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後ろへスライドさせたところ。

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可動を確認しました。

ほぼ想定通りに動作しましたので、厚紙製の試作のバーを本式化しましょう。

0.5mm厚のプラ板でバーを製作しました。前縁部は2枚重ねです。

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バーをプラ板に変更。たわみ防止に筋交いを入れました。
(可動範囲が短くなってしまいましたけど、開閉には問題なしです。)

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シャシー裏側。矢印のところに開閉レバーが出ています。

ここでボディを被せて動作確認をもう一度。

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ライト「閉」状態。

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ライト「開」状態。

OKですかね。

リトラ開閉は機構的には出来たので、ボディ塗装後に組付け・調整することにします。

 

では、また。