プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #12

こんばんは。

秋なのに「夏日」が続いて、衣替えをしたり、戻したりして調子がくるいますね~。

でも、これからはやっと涼しくなりそうです。

 

さて、ランチアデルタ製作の続きです。

先ずはフロントサスの組付けを行いました。ここにも「焼止め」箇所があります。

前輪のサスを取り付けました。

タイヤを取り付けて全体のバランスを確認しましょう。

シャシー裏側全体。

ボディも仮に被せてみましょう。

ボディを被せて確認。

正面から。

斜め前から。

斜め後ろから。

ボディを被せると完成に近付いた気がしますね~。

ちょっとタイヤがボディからはみ出し過ぎのような気もしますが、シャシーはこれでOKということにして、ボディの仕上げを進めます。

 

ボディのクリア掛けはずいぶん前に行っていましたので、2000番のサンドペーパーを掛けてからコンパウンドで磨きました。

その後、水洗いを行い、乾燥させます。

コンパウンドを掛けた後、一旦洗浄しました。

それから窓枠塗装のためにボディにマスキングを行います。

デカール貼り付け後なので、なるべく糊の弱いGSIクレオスのマスキングテープをチョイスしました。

窓枠以外をマスキングしました。

窓枠塗装はセミグロスブラックで。

塗装が8割方乾燥後、マスキングテープを剥がします。

 

しかし、ガーン・・・やってしまいました。

貴重なマルティニストライプの一部が持っていかれました。

このキットはイタレリ製なのでスペアデカールの注文ができるか否かわかりません。

仕方ないので、後でマスキングして塗装で補修することにします。

塗装後、マスキングテープに持っていかれました。

幸い、ドアとリアゲートは無事でした。

ドアとリアゲートは大丈夫。

マルティニストライプ部を部分補修しようとしてタミヤの曲面用マスキングテープを貼ったところ、・・・ガ・ガーン・・・・、さらに持っていかれました・・・・・。

デカール剥がれ部分を塗装で補修準備・・・どんどん剥がれます・・・。
(タイヤマンに被っているのは曲線用マスキングテープです。)

デカールはカルトグラフ製なんですが、何故ここまで剥がれるのか・・・?

下地が悪かったのかもしれません。

諦めて切りの良いところまで剥がします。

剥がしてしまえ!

デカールを剥がした跡をサンドペーパーで均し、サーフェーサーを吹いた後、ライトブルーで塗装、マスキングをしてディープブルー部を塗装。

ある程度乾燥後、クリア掛けして何とか見える姿に復旧しました。↓

(途中写真無くてすみません。;いやぁ、タイヤマンが無事でよかったぁ!)

ライトブルーとディープブルーで塗装補修完了!

因みに、マルティニストライプの各色の調色は以下の通りです。

ライトブルー:#323ライトブルー+#34スカイブルー少量、

ディープブルー:#328 ブルーFS15050+#326ブルーFS15044+#67パープル少量、です。

 

思わぬトラブルに巻き込まれましたが、何とかリカバリできました。

フロントグリルや灯火類等、まだまだ、工作は続きます。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #11

こんばんは。

朝晩涼しくなって、いよいよ収穫の秋になってきましたね。

 

ではランチアデルタの製作の続きです。

 

今回は先延ばしにしていたエンジンルームのパイピングに入ります。

キット付属のグレーのΦ1.2mmチューブの代用を探していましたが、前回入手したメッシュチューブ(Φ1mmとΦ2mm)の太さ(直径)はどうも「帯に短したすきに長し」です。

電線の被覆の使用も考えましたが、こちらもあまり良いものが見つかりません。

 

材料在庫を探していると、旧モデラーズの「ラジエーターホース」という名前のメッシュチューブを見つけました。外径Φ1.7mm、内径Φ1.2mmで丁度良さそうです。

この製品はもう入手不可なので温存していたのですが、この機会に「虎の子」を活用することにしました。

 

先ず、指定長さに切ったチューブを指定部分に瞬間接着剤を付けて固定します。

モデラーズのメッシュチューブはガルグレーのような色なので、後から着色します。

前回入手したハイキューのチューブは切った端からほつれるので処置に困ってましたが、この旧モデラーズのチューブは切ってもほつれないのでとってもGoodですね。

パイピング中!

「虎の子」のメッシュチューブはこちら ↓ です。

モデラーズのメッシュチューブです。残りわずかです。

メッシュチューブにメタリックグレーで着色して、固定バンドのつもりのアルミテープを巻き付けます。

その後、補器類を取り付けました。

進めてます。

指定の補器類を取り付け後、エンジン及びラジエターを載せ、ホース類をパイピングししました。

その後、ストラットタワーバーを取り付け、プラグコードをパイピングして一段落です。

やっとエンジン載せられました。
パイプのジョイント部はメタリックブルー&レッドで塗装してそれらしくデッチアップしてます。

別角度から。

エンジンを載せると、完成に一歩近付いた気がしてきますねぇ。

でもエンジンはマウント?の足1本と排気管とプロペラシャフトだけで支えられていますが・・・。

 

今回は写真が少ないですがここまでです。

今後は前輪のサスペンション周りを取り付けて、ボディの仕上げに入っていきます。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #10

こんばんは。

三連休はいかがお過ごしでしたか?

当方は専ら家の片付けでした・・・。

最近手が止まりがちだったので、キットもどんどん片付けなければいけませんね。

 

さて、ランチアデルタ製作の続きです。

 

先ずは前回取り付けたシートベルトのまとめを行いました。

シートの形に馴染ませるために弱めの接着剤でシートに固定します。

ベルトの垂れ下がりは、重力が掛かっているように見えるようにドライヤーで熱しながら癖を付けていきます。
(リボンに瞬間接着剤をかなり浸み込ませてあるので半ばFRP状態なのです。)

 

その後、ステアリングホイール、スペアタイヤを取り付けました。

結果は以下の通りです。

シートベルトをまとめました。

フロント側から見るとこの通りです。

前方から。

リヤから見るとこの通りです。

この角度からだとダッシュボードが良く見えますね。

ステアリングホイール中央のランチアエンブレムはデカールを貼った後、UVレジンで覆って立体感を出しました。

後方から

室内はほぼ完成しましたので、次にリヤサスペンション周りの仕上げに移ります。

下の写真は組み上げ後です。

トレーリングアーム基部はイタレリさん得意の「焼留め」テクノロジーを駆使するよう指示があります。

私は直径2mm程度のクギの先をピンバイスで挟み、クギの頭側をライターで焙り、若干冷やした後に対象に押し当てて「焼留め」しました。

ただし、さすがに最近のキットなので強度の必要な場所は金属ビスを使用して固定するようになっています。

リヤサスペンション完成しました。

真下から。
等速ジョイントのカバー部は軟質樹脂でできており、回転にも追従します。

ということで、今回の製作はここまでです。

 

今後はパイピングの準備をしてエンジンを載せ、各所を接続してエンジンルームを完成させます。その後でフロントサスペンションの仕上げに移る手順です。

 

次回取り掛かる「パイピング」の材料としてメッシュパイプ(商品名はメッシュワイヤーとなっていますが。)を数種仕入れてみました。

このキットで使うかどうかはまだわかりませんが、F1モデル等では多用しそうなので。

メッシュパイプ数種です。

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #9

こんばんは。朝晩はやっと秋の気配が見えてきましたね。

 

では、ランチアデルタの製作の続きです。

室内の仕上げを進めていきます。

まずシートベルト作成の準備から。

 

キットにはエッチングパーツのシートベルト金具が付属していますのでこれを切り出します。

でも、材質が洋白みたいで厚みも薄く変形しやすいので取り扱いには注意が必要です。

エッチングパーツを切り出しました。

ベルト用には赤色のリボンが付属していますので、説明書に指定された長さに切って組み立てます。ただし、長さの指定が糊しろ込みなのか、金具を通すだけでよいのか不明瞭な部分もあります。私は全て切り離してしまいましたが、特にシート両横のベルトは全体の長さで切っておいて金具を所定の長さ指定に合わせて通すだけで良かったようですね。

というように紆余曲折あって、何とか完成しました。

リボンを通して各ベルトを作成しました。

完成したベルトをシャシーとロールケージに固定していきます。

内側の肩ベルトはシャシー後端から伸ばした金具に接続します。

シート横のベルトはシャシーにピンを打って固定します。

肩ベルトには付属のデカールを貼って艶消しクリアでコートしておきます。

ベルトをシャシーに固定しました。

外側の肩ベルト後端もロールケージにピンを打って固定します。

ロールケージ側にも固定しました。

股間のベルトは基部金具をシートに固定して、踊らないように(及び後で剥がせるように)ハイグレード模型用セメダインで接着します。

シートにも固定しました。

シャシー側の準備として、シャシーに取り付ける操作レバー(シフトレバー、ハンドブレーキ)を仕上げていきます。

ハンドブレーキレバーの基部のイモムシは???・・・スプリングのようですね。

シフトレバーとハンドブレーキです。

ハンドブレーキのレバー基部のスプリングはちょっと・・・ですので、実物のスプリングに置き換えます。

シフトレバー、ハンドブレーキを塗装しました。
ハンドブレーキのスプリング部は1mm径のスプリングを切って置き換えました。
マチ針の頭はシフトレバーのグリップに使用します。

仕上げた操作レバー類をシャシーに接着後、シート固定、ロールケージをシャシーに接着しました。

シート及びロールケージをシャシーに接着してシートベルトを整え中です。

別角度から。

まだシートベルトの長さの調整が必要です。その後、リアルな方向に整えていきます。

その辺りは次回以降で。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #8

こんばんは。大変ご無沙汰してしまいましたね。

今年の夏は特に酷暑でしたので、塗装をする気力もしばらく出てきませんでした。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、このまま涼しくなっていくことを切に願っております。

 

ということで、しばらくぶりにランチアデルタの製作の続きです。

今後組み立てていく部品の塗装を済ませておきます。

塗装色別に分類してなるべく塗料と時間のロスを省きます。

部品は塗装色別に分類して塗り分けます。
左から「フラットアルミ」、「セミグロスブラック」、「メタリックグレー」です。

その他の色のパーツは個別に塗り分けます。

以下はブレーキキャリパーとエアクリーナー?と燃料給油パイプです。

その他の塗装色部分も塗装・組み立てを進めます。
写真のホース固定バンドはアルミテープの細切りです。

足周りの組み上げに備えて、前後サスを組み立てておきます。

前後サスを組み立てました。

塗装・組み立てを進めた部品をシャシーに取り付けていきます。

シャシーに部品を取り付けていきます。

ところが、組み立て中にトラブル発生!(というか「発見!」)

スペアタイヤ固定金具(下の写真の赤丸内)がどこを探しても見つかりません。

塗装まで済ませていたんですが・・・、トホホです。

 

時間が経ち過ぎてブラックホールに吞み込まれてしまったようです。

仕方ないのでプラバンでそれらしいものを作ります。

トラブル発生!塗装したはずのスペアタイヤ固定金具が見つかりません。
手前は自作中の固定具部品です。

元の部品と形が少々違いますが、強度を考えて補強も入れました。

形状を似せるため、リブも追加しました。

(タイヤの下に隠れてほとんど見えませんので大丈夫でしょう。)

自作部品は ↑このように。

塗装後、シャシーに取り付けました。(ゼリー状瞬間接着剤でイモ付けですが。)

取り付けました。

続いてシャシー後半を組み立てていきます。

シートベルトは燃料タンク上方のバーに固定されますが、隔壁?パーツを固定前にバーを挟んで接着しておく必要があります。

エッチングパーツのベルト接続金具を固定した赤色リボンのシートベルトをバーに通してベルト同士を接着し、自由に動くようにしておきます。

シートベルト後端を固定しました。ベルト連結金具はキット説明書では(瞬間接着剤等で)接着指定ですが、金具に開孔して伸ばしランナーで連結しました。

最終的には上のカバーが付いて燃料タンクもほとんど見えなくなってしまいます。

カバーを取り付けると燃料タンクは見えなくなります。(今は載せてあるだけですが)

内装の仕上げも進めます。

ドア内装は指示された色で塗り分け、部品を接着しておきます。

ドア内装を組み立て、塗装しました。

今回はここまでです。

 

エンジンルームのパイピング等、まだまだ先は長いですね。

外国製キットのパイプ(チューブ)の材質は良くないので代替品も探し中です。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #7

こんばんは。猛暑の三連休はいかがお過ごしでしたか。

 

さてランチアデルタ製作の続きです。

サスペンションの組み立てを進めていましたが、フロントサスのストラット製作時にやってしまいました。

スプリング上部のガイドシャフトを折っちゃいましたー。

フロントサス壊しました・・・。

リカバリとして、折れたプラ部品の代わりに右の1.2mm洋白線にストッパーとしてアルミパイプを接着したものを上側の部品に孔を開け、植えて組み立てました。

何とか可動にも問題はなさそうです。

 

4輪分組み立てて塗装したのが次の写真です。

ストラット4輪分です。
上の赤いのはスタビライザーです。

続いてキットのパーツで以前から気になっていたディスクブレーキ部に手を入れていきます。

キットのブレーキディスクは次の写真のようにスリットが入り、ディスクの孔も貫通していません。

実車の写真を調べようとしましたが、そのものずばりの1990年のものは見つかりませんので、それよりも新しそうな写真を参考に作成します。

写真のディスクは前後分ですが、回転方向が違う左右とも同じパーツを使います。通常、ディスクのスリットは水を弾き飛ばす方向に切ってあると思っていたので違和感があります。また、見つけた写真のディスクにはスリットはありません。

ディスクを一旦パテ埋めしてディスクの孔を開け直すのも手間ですので、3Dプリンタでそれらしいものを自作することにします。 

書籍の実車ブレーキ写真とキットパーツです。

キットパーツのディスクの寸法を測り、3Dモデルの基本形を作ります。

先ずは回転体の平面図をスケッチで作成します。

ディスクローターの平面図を作成します。
(薄い水色が実体です。回転中心は左端の緑の線です。面取りの寸法線がウザくてすみません。)

360度回転押し出ししてソリッドを作成します。

回転して3D化しました。

この状態ではディスク孔もベンチレーテッドディスクの間の支えも無いので、配置を別スケッチで起こします。

その前に、ディスク孔の配置を大まかに決めました。これは後に調整後、複製します。

ブレーキディスクの孔の配列を大まかに決めました。
(後でモデルプレビューしながら調整します。)

次にディスク間の支えを作図して、ディスク中心から回転方向に等間隔で20個複製しました。

ベンチレーテッドディスク間の支えを作図しました。

次にディスクのソリッドに対して「支え」部を押し出して追加します。

支え

その後、ディスク孔の配列を調整後、回転方向に複製して、ディスクのソリッドに対して肉抜きします。

ホイールナット用のボルトが挿さる孔も追加・肉抜きして完成です。

完成

同様に後輪側も作成します。

前輪との主な違いは、ハブ部の厚みと中央孔の途中にリブがあることです。

後輪も同様に作成しました。

ディスク全体を左右対称にするのはスライサ側で行います。

通常のように45度程度傾けて成型すると成型縞が出来るので、配置は水平にしました。

スライサ画面です。予備含めて2セット製作します。

成型してバリ取り、ペーパー掛けしたのがこちらです。

想定通りのまずまずの出来上がりでしょうか。

成型後です。手前はキットパーツです。
裏側にサポートがあるためやすり・ペーパーでの成形が必要です。
成型品の手前左端はサポートを切ったままの未成形の状態です。

ホイール用ボルトの代わりの0.8mm洋白線を埋め込みました。

ボルトの代わりの洋白線を埋め込みました。

形になったところでサーフェーサーを吹いて、SM03スーパーアイアンで塗装しました。

アイアン色で塗装しました。赤褐色で汚しを加えればリアルになるでしょうね。

ディスクは一応左右用に作り分けましたが、この孔パターンでは左右どちらでもOKですね。

実車も左右共通かもしれませんし・・・。

 

今回はここまでです。

 

他の部位でまだ手を加えたいところが数か所ありますが、部品の塗装含めて順次進めていきましょう!

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #6

こんばんは。

梅雨で蒸し暑い季節ですがいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、牛歩ながらランチアデルタの続きです。

デカール貼り継続のために前後バンパーの塗り分けを行います。

先ずはボディ色のホワイトに残す部分をマスキングします。

バンパーをマスキングしました。

 

塗装は#92セミグロスブラックで行い、マスキングを剥がします。

塗り残しが少々あったので筆でタッチアップしました。

ブラック部を塗装しました。

軽くクリアーを掛けて乾燥後、バンパー部のデカールを貼りました。

バンパーにデカールを貼りました。バンパー前面です。

フロントバンパー上面にも。

それからボディ塗装のレッド部のタッチアップを順次進めます。

先ずは目立つフロント部から。

 

フロントグリル周囲はホワイト色塗装のままで、マルティニストライプは掛かっていませんので、その部分を残してレッド部を塗り足しました。

カラーはGX2ハーマンレッドです。

ホワイト部分にレッドが吹き漏れていたところもホワイトでタッチアップしました。

フロントグリル周りの塗装を整えました。

その他のストライプ部の補修塗装は順次進めますが、今回はここまでです。

 

今後はボディのクリア掛けと窓枠部の塗り分けを進める予定ですが、なかなか捗りません。

気長に進めます・・・。

 

では、また。