プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #5

こんばんは。

梅雨に入り蒸し暑い季節になりましたねぇ・・・。

 

久々にランチアデルタに帰ってきました。

前回からはボディのホワイト塗装を調整してましたが、デカール貼りに入りました。

 

先ずはマルティニストライプのレッド部分を塗装する準備をします。

キット付属の塗装及びデカール貼りの指示シートです。

塗装指示シートの裏側にマスキングシートの型がありますが、このまま切ると裏側のデカール貼りの説明シートが使えなくなりますので、コピーして使います。

コピーしました。

これを切り抜いてマスキングに使います。

と言ってもボディにマスキングテープを貼った上に当てて型をなぞり、これに沿ってマスキングテープを切るわけですが。

マスキング後です。

塗装色はGX2ハーマンレッドを使います。

レッド部分を塗装しました。

塗装が乾燥したらマスキングを剥がします。

マスキングを剥がしたところです。

マスキング跡の段差がありますので#1500のペーパーで均しますが、その前に一度クリアを吹いておきます。

乾燥後、ペーパーを当てて段差を均しました。

が、削り過ぎたり色移りしたりして、・・・少なからず修正しました。

 

デカールはマルティニストライプから貼っていきます。

マルティニストライプを貼ってる途中です。

その後、各部のマーキングデカールを貼っていきます。

付属のデカールはカルトグラフ製とのことで発色は素晴らしいすね。

ただし、シートがかなり薄いので、皴になったのを伸ばすことや、裏返ったのを戻すのにはかなり気を使いました。

 

苦労しつつ、ボディ部分は貼り終えました!

ボディ本体に一通り貼ったところです。

後ろ側から。

所々レッド塗装部とストライプの間に隙間があるところもあり、塗装タッチアップでの修正が必要ですが、クリア塗装前に修正することにします。

 

前後バンパー部は塗装図にあるようにブラック部分の上にデカールを貼りますので、ブラック塗装後に貼ることになりますが、それは次回に。

 

では、また。

 

ニッサン シルビア(AOSHIMA) #3 解説編

こんばんは。

コロナ体制は解除されましたが、休日ごとに天候不順で今一つ気分が晴れませんね。

 

さて、アオシマさん S13シルビアの解説編です。

前回のボタン電池内蔵の種明かしをしていきますよ。

 

この電源の用途は、・・・

ライト点灯!

ライトの電飾でした。・・・結局、合計19個もLEDを使用してしまいました。

 

そのプロセスをご紹介します。

 

最初にボディ側の加工から。

ボディのLED埋め込み場所に孔を開けていきます。

フロント側の孔開け。車幅灯とウインカー(車幅灯の後ろとバンパー内)、計6箇所です。残りのLEDはフロントグリルに埋め込みます。

テール側。ブレーキランプ(左右2個ずつ)とウインカー(左右)、計6個開けます。

ヘッドランプ用の3mm径の白色LEDには、少しスモークブラウン調のクリア塗装をしておきます。

ヘッドライト用白色LED+スモークブラウン塗装です。

ウインカーやテールランプにはチップLEDを使用します。
用途により発光色は異なりますが、どれも次の写真と同サイズで「1608」と呼ばれる1.6mm x 0.8mm サイズのものです。

チップLED(1608サイズ)~ 写真のは赤色発光です。
M3ナットはサイズの参考用に置いたものです。
電線は実際に使用するツイストペアバラシ線です。

チップLEDの拡大写真
右側のLEDは裏返しになっており、端子部と極性記号が見えます。
向かって下側(アノード)から上側(カソード)に電流を流すと発光します。
金色の端子部に右の電線をハンダ付けします。

電線をハンダ付けしたLEDをリアスポイラー内のハイマウントストップランプに埋め込みました。テスト発光は次の写真の通りです。

ハイマウントストップランプ点灯状態です。

配線済のチップLEDをボディ内側からゼリー状瞬間接着剤で固定します。

白線がマイナス(カソード側)です。マイナス側配線はフロント、リア共になるべく1本にまとめます。

配線はグジャグジャですが、後でまとめます。

テールランプ側もLEDを取り付け、ウインカーレンズを接着します。スポイラーも取り付けます。

テールランプ側です。

配線をまとめて、ボディ内側に固定します。

まとめた後の写真です。

内側はこのようになってます。コネクタは制御基板に接続するためのものです。

次はシャシー側です。ボンネットは開閉可能なので、本来エンジンが載る場所にLR44ボタン電池x3個が入る電池ボックスを仕込みます。これはタミヤ RX-7のときに使った100均のランプと同じものです。

スイッチは前輪の間にランプをバラシたリードスイッチ(磁石を近づけるとONになるスイッチ)を仕込んでいます。

(多分数十mAならば耐えられるはず・・・;写真ありません、悪しからず。最初の写真で前輪の間の床に写っていたのはマグネットなのです。)

シャシーの状態です。後部の角プラ棒は基板固定用、奥のコネクタは基板に電源供給用のものです。

今回は大量にLEDを投入したので、制御もマイコン制御で行います。

「S13シルビア」のランプ系統は以下のように分けて制御できるようにしています。

 

(1)ヘッドライト(下向き)  白色 3mm砲弾型 x2
(2)ヘッドライト(上向き)  白色 3mm砲弾型 x2
(3)車幅灯     温白色 チップLED x2
(4)フォグランプ   黄色 チップLED x2
(5)ウインカー(左) 黄色 チップLED x3
(6)ウインカー(右) 黄色 チップLED x3
(7)テールランプ(ストップ共用) 赤色 チップLED x4
(8)ハイマウントストップランプ  赤色 チップLED x1

 以上、LEDは計8系統、19個使用します。

制御はArduinoで行ってもよいかと思っていましたが、今回は機能とスペースの都合上、PICにしました。

PICはMicrochip社のマイクロコントローラで、プログラミングはC言語で行います。
開発ツール「MPLAB X IDE」(統合開発環境)及び「XC8」(Cコンパイラ)は無償で提供されています。
(因みにArduinoC言語ライクなArduino言語を使用します。)

 

8系統のLEDを制御するため、DIP8ピンのPICだと入出力は最大6個(出力は5個)なので、それよりも入出力数の多い14ピンのものを採用します。

今回使用したのはPIC16F1823です。

このチップは入出力12個を備えており(ただし1個は入力のみ)、LEDの明度制御に適したPWM機能も備えている多機能チップです。

少々オーバースペック感もありますが、手持ちにあったのでこれを使用します。

制御基板はユニバーサル基板を切り出して作成しました。

PICのデータシートと製作した制御基板です。
上段14ピンのDIP ICソケットはPIC用、その下の8ピンx2列のソケットは電流制限用抵抗を挿すためのものです。
最下段の9ピンソケットは車体(LED)への接続用です。

プログラムは「路肩駐車状態からライト点灯、ウインカーを出して発車して、途中ブレーキを踏んで、ウインカーを出して停車、消灯」をシミュレートしたものです。

(プログラム詳細は恥ずかしいので非公開です。)

開発ツール「MPLAB X IDE」の画面例です。

プログラムのサイズはメモリ容量の約60%、データは約20%の使用でした。
特に最適化は行っていませんでしたが、もう少しの機能は組み込めそうですね。

 

LEDは発光色や品番により電圧降下(Vf)や発光効率(明度)が異なりますので、後から調整できるようにしておきます。

車体に取り付けたLEDは駆動単位で電池に接続して明度を確認し、抵抗値を決めておきます。

プログラムを焼き込んだ(といってもフラッシュROMですが )PICをソケットに挿し、抵抗も所定の対応ソケットに挿します。

今回は電源4.5Vで、(一番暗いはずの)車幅灯用(2個並列)が1.8kΩ、その他は全て220Ωとしました。

テール(ブレーキ)ランプLEDは走行中とブレーキ作動時を兼ねているので、PWMで2段階に明度を切り替えています。

プログラム入りPICと抵抗を取付後です。
左上コネクタが電源供給用、下の9ピンソケットが車体LED用です。

制御基板をプラモ本体に組み込みます。

制御基板は模型のトランク部分にネジ止めし、全てコネクタ接続する方式にして、改造・メンテが必要な際は取り外しができるように配慮しています。

 

上下合体前です。コネクタやケーブルが結構嵩張るので閉めるのが大変なんです。

ということで、何とか完成に漕ぎ着けました。


完成後のライト点灯動画を披露いたしましょう。

どうぞ。


youtu.be

 

では、製作まとめです。

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キット: アオシマ 1/24 ザ・モデルカー '88 S13 シルビア K's/'91 PS13 シルビア K's(2in1)

完成年月: 2023年5月

コメント:

 アオシマさんのS13シルビアのキットは2007年頃の発売でしょうか?タミヤさんよりも新しいキットです。キットではエンジン上半分が再現されていますが、今回はS13型Q'sで製作し、灯火類の電飾も行うため、エンジン搭載はオミットして電池スペースにしてしまいました。アルミホイールも後期型しか付属していないので、前期型を再現するためにタミヤさんのアフターサービスにお世話になりました。

今回、電飾のLEDを多数取り付けましたので、この工作が一番苦労しましたね。プログラム自体は以前作成したPICバージョンのプログラムが紛失してしまい、Arduinoに移植バージョンを再度PICに移植・改造しました。
PICはチップ毎に初期設定の仕方(レジスタ名と設定値)や入出力ポート名が結構違うので、新しいチップを扱う際はデータシートとの格闘が必要です。
やはり積載スペースが許せばArduinoがお手軽ですね。Arduinoはハード初期化部をプラットホームが吸収しており、ほぼ統一した手順で扱えるからです。Arduino化したAtmel AVRチップのみを載せるという手もありますが。次回(あれば)の検討課題です。

ボディ塗装の再現度は今回の方が実車に近く再現できたと思うので満足です!

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さて、長かった奮闘も一段落、

これでランチアデルタの製作に戻れるかな?

 

では、また。

 

 

 

ニッサン シルビア(AOSHIMA) #2 完成編

こんばんは。

長かったGWも終わっちゃいましたね。

 

さて、アオシマ S13 シルビアの続きです。

休み中にチマチマと灯火類のレンズやウインドウを取り付けて何とか完成しましたのでご披露します。

左前から~ 
ボディ色はよい感じに仕上がったかな、と。
塗装のために切り飛ばしていたボンネット上のウオッシャーノズルはランナー切れ端を加工して復活させました。

左側方から~ 
写真では後輪が少し後ろ寄りになっています。原因は、このキットのサスペンションはスプリングで可動するようになっており、後輪のトー角が不安定になるためですね。

左後方から~ 
トランクリッド左のアンテナ基部はキットで再現されていないため、ランナーで自作しました。

後方から~
ハイマウントストップランプはクリアレッドランナーを切り出して接着しました。
マフラーカッターはミラーフィニッシュを貼った後、端面は4ArtistMarkerのシルバーでタッチアップしています。

右後方から~
右後輪前のデカール欠損が悔やまれますが、そのうち復活させるかも?

右側方から~
ホイールにもスミ入れしています。

右前方から~
やはりこの角度がカッコイイですね~。

正面から~
灯火類のレンズ部にはクリアブラックでスモークを掛けています。
中央のグリル部は少し濃い目に。「SILVIA」の文字はデカール外貼りで、その上からクリアを掛けています。

左前上方から~
車検証や検査標章デカールはキット付属のものを使用して当時の仕様で。

このキットはボンネット開閉式になっており、内部には「SR20DET」エンジンが載る仕様になっています。

でも前期型の「Q's」のエンジンは「CA18DE」なので、かなり形状が違いますのでそのまま載せるのもどうかと。

 

折角なのでボンネットオープンの写真も披露しましょう。

ボンネット内にはエンジンが・・・ 何故かボタン電池。EV??

エンジンはオミットで、LR44ボタン電池を載せちゃいました。

この謎は次回解説いたしましょう。

では、また。

 

ニッサン シルビア(AOSHIMA) #1

こんばんは。

もうGWに入ってしまいましたが、更新が滞ってましたね。

 

ランチアデルタは相変わらずあまり進んでおりませんが牛歩で進めます。

並行して?取り組んでいますのがこちらです。

アオシマさんの「S13 シルビア」です。

アオシマ S13 シルビアのボックスです。

しばらく前にタミヤさんのシルビアを製作しましたが、その時のボディ色が今一つだったのでリベンジです。

タイプも同じく「前期型 Q's」で進めます。

ボディ色については、前回はガイアノーツEXシルバーをベースに色の素シアンを加えて調色しました。80年代のクルマにしてはギラギラ感が強すぎたので、今回は、ガイアノーツ 009シルバー+EXシルバー+GX103ディープクリアブルー少量で調色してみました。

ボディ基本色塗装後です。

今度は記憶色に対していい感じかな、と思います。

因みに2トーンのボディ下面色は#28黒鉄色です。

 

次にデカールと2トーン境界のストライプを貼ってからクリア掛けしました。

クリア掛け後です。

後ろからも。トランク後方のデカールが見えますかね。

それからマスキングして窓枠塗装を行いました。

窓枠塗装後です。

が、マスキングテープを剥がす際にやらかしました。

ストライプの一部とその上に貼ったデカールを「持っていかれて」しまいました。

やってしまいました・・・。

仕方ないのでエナメルXF1フラットブラックで部分補修しました。

チョコチョコ部分補修後です。デカール補修はオミットですが・・・。

ボディが一段落しましたので、シャシー、ボディ周辺の組み立てに入ります。

まず、キットのアルミホイールは後期型用しか付属していませんので、タミヤの前期型のものを流用します。

タイヤですが、付属のものは今一つなので、こちらもタミヤのものを流用します。

タイヤとホイール。左端がアオシマ付属のもの、中央がタミヤ、右端はタミヤのホイールとタイヤです。

タイヤの接地面比較です。上の写真と並びは同じです。右端はバリ取りのため、トレッド面にヤスリを掛けています。

シャシーと内装パーツも塗装を進めます。

いつものようにシャシーにポリカーボのナットを埋め込んで、室内パーツの床に孔を開けて逃がします。

シャシーと室内パーツ塗装中です。

室内パーツを塗装して組み立てました。

室内の塗装・組み立ては完成しました。
塗装色は、ダッシュボード,プラ内装等:#40ダークグレー、ステアリングホイール等:#71ミッドナイトブルー、シート,ドア布内装:#37RLMグレーバイオレット、床,リヤトレー等:#333エクストラダークシーグレー、いずれも艶消しにしています。

ダッシュボード周りはこのように。

シャシーとタイヤを組み合わせてみます。

シャシー裏はこんな感じです。

↑ いい感じかな。

 

灯火類の仕上げも進めます。

このキットは基本的にS13シルビア後期型で、それをベースに前期型にも対応できるようにしてあります。

ヘッドライト周辺のパーツも後期型の丸型6灯になっています。前期型の中央フォグランプは角型なので少々修正します。

ヘッドライトパーツ:写真右側が加工前、左側が角型っぽく加工中。

写真右側がプラパイプを挿入・接着後、UVレジンでなだらかにしたところ、左側がその上にクロームシルバー塗装後です。

灯火レンズ類はカラー成型なのですが、若干成型色が薄いので上からクリアーオレンジ及びクリアーレッドで塗装し直しました。

ウインカー塗装

今回はここまでです。

今後は並行作業で報告があちらこちらに飛ぶかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #4

こんにちは。ご無沙汰して、更新が2か月近く開いてしまいましたね。

 

製作の方もあまり進んでいませんが、進捗報告いたします。

先ずはダッシュボード周りから。

 

前回まででブラックに塗装していましたが、デカール貼りのためクリアーを掛けた後、デカールを貼りました。

右側のテンキー等の部分は凹凸があるのでマークソフターと綿棒を使ってじっくり馴染ませます。

メーター周囲のエッチングパーツはあらかじめメタルプライマーを塗っておきました。

ダッシュボードのデカールを貼りました。

デカール乾燥後、つや消しクリアを掛けました。

デカールのツヤを整えるため艶消しクリアを吹きました。
メーター部のデカールの外側にシルバリングが出てしまいましたね。
右端の小メーターのみレンズを取り付けてます。

引き続きメーターパネル仕上げの準備を行います。

レンズ部のクリアパーツの周囲をSM204ステンレスシルバーで塗装後、取り付け場所に合わせてみると、いずれもサイズが小さすぎます。

特に大きいメーター2個のが目立ちます。

メーターパネルのエッチングパーツにレンズ部のクリアパーツを合わせると・・・。

このまま使うのはちょっと・・・なので、考えます。

3連メーターの中央(Aとしましょう)が一番大きく、単独メーター(Bとしましょう)が2番目に大きいサイズです。

AのレンズをBに合わせると丁度良いサイズみたいです。したがってAレンズをBに流用することにして、A用のレンズを新作することにします。

 

レンズは0.3mm塩ビ板を8mmパンチで打ち抜き、メーターリング部は0.5mm洋白線を筆の軸に巻き付けて円形に曲げて作成しました。

メーターのレンズ部とリング部を自作しました。

リング部はこのままでは繋がっていないので、端面合わせ部(写真では下側)はハンダ付けしてペーパーで仕上げました。

 

仕上げたパーツをダッシュボードに取り付けます。メーターレンズ部はUVレジンを垂らした上にパーツを被せ、UV LEDランプを照射して固めました。

その後、ランプ、スイッチ、ボルト等の細部を塗り分けてダッシュボードを完成としました。

エッチングパーツとレンズ部を取り付けました。

やはり金属線で作ったメーターリングはシャープで、塩ビ板のレンズ部も凹凸が無くて綺麗ですね。全部作り直すべきだったかな? → いいえ、このままで行きます。

 

あちこちに飛びますが、燃料タンクの下部のケブラーデカールを貼り忘れていたので、デカール貼り後、つや消しクリアを掛けました。イエロー塗装指定のバンド部はどうしようかな?

燃料タンクの下部のケブラーデカールを貼りました。

次にフロントグリル中央のラジエターグリル周囲のレッド部分を塗り分けます。

グリルの奥側にはレッドが回らないようマスキングしてから、GX1クールホワイトを下塗りし、その上にGX3ハーマンレッドを塗装しました。

フロントグリル中央の赤色枠を塗装しました。

メッキ枠を合わせてみるとこの通りです。

メッキ枠を合わせてみると雰囲気が出ますね。
ヘッドライト上のくり抜いた部分は後でメッシュを張る予定です。

今回はここまでです。

この後もボチボチ進めていきます。

 

では、また。

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #3

こんばんは。

寒さのぶり返した週末、いかがお過ごしでしたか?

 

さて、イタレリ 1/12 ランチアデルタ の続きです。

 

例によって説明書の順番無視で進めています。

まずは室内パーツを順不同で塗装していきます。

 

ダッシュボード、燃料タンク、シートの基本色を塗装しました。

使用した塗料は、黒色部分は#92セミグロスブラック、シルバーはガイア#009ブライトシルバーです。
シートの座面側は#305グレーFS36118で塗装後、シャドー部に#333エクストラダークシーグレーを吹いています。
背面側はケブラーデカールを貼りますので、類似色の#21ミドルストーンで下地を吹いておきます。

この中で、まずシートの仕上げを進めましょう。

シート背面用のデカールは写真のように細かく分割されています。

シート背面用のデカールです。

シート背面に、重なり具合を見ながら、境目の下地があまり出ないようにデカールを貼っていきます。

貼り付ける面には結構凹凸がありますので、デカール軟化剤を使用して曲面に沿わせます。

大きく隙間が開いた場合は予備のデカールの細切れで補修します。

貼り終えたところが次の写真です。

デカールを貼り終えたところです。

シート座面側にもメーカーロゴやドライバー名及びマルティニラインのデカールを貼り、乾燥後、フラットクリアでツヤを整えました。

シート座面側の各デカールを貼り、フラットクリアでツヤを整えました。

ダクト類にも必要に応じてオプションデカールを貼るように指示がありますので、ボンネット内のエアダクトに貼ります。

曲面を含む外側四面(及び内部)に貼りますので、分割して貼っていきます。

まず、上下面に貼ります。

ダクトパーツにケブラーデカールを貼ります。

上下面のデカールがほぼ乾燥した後に側面に貼ります。側面は上下面のデカールの境界部は重ねますので、「く」の字の折れ曲がり部分で分割して貼りました。

外側が乾燥後、内側にも貼ります。

側面と内部にも貼ったところです。

次はフロア足元のケブラー補強部です。

キットにはエッチングパーツが付属しており、これをフロア面に沿わせるよう指示がありますが、到底曲がりそうにないので、薄いプラ板(0.2mm)で作り直します。

エッチングパーツを型紙にしてプラ板を切り出し、ミニドライヤーで加熱してフロアパーツに押し当てて成形します。

大きな凹凸は裏に瞬着を流して表側はなるべく平らになるように形を整え、サーフェーサーを吹きます。

フロアのケブラーシートは床面のカーブに沿わせるためエッチングパーツを型にしてプラ板で作り直します。
写真の下側がキット付属のエッチングパーツです。

それから#21ミドルストーンを下地に吹いて、ケブラーデカールを貼ります。

その他のパーツも含めてツヤ消しクリアでツヤを整えます。

各パーツにケブラーデカールを貼ったところです。
ダクトの上部にはラバーパッキンがありますので塗装で表現しました。

1/12キットとなると製作工程も多くなかなか進みません。

次はダッシュボード周辺に手を付けていきましょうかね。

 

では、また。

 

1/12 ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #2

あらためまして、あけましておめでとうございます。

 

イタレリ 1/12 ランチアデルタ の続きです。

前回更新から年末・お正月を挟んで1か月以上経ってしまいましたがあまり進んでいません。

 

先ずはボディから。

ボディの凹凸を処置しました。

ボディ後部、テールライト前にあった凹みはパテ盛りして削り、再塗装しました。

サイズが大きいのでボディはパーツ毎に下塗りしていますが、この後は仮合わせして塗装することで全体の色調を合わせる予定です。

 

次に小物やエンジン周りの進捗です。

部品別に塗装仕上げしています。例によって説明書の順番は無視ですが。

カムカバーや消火剤タンクなど

消火剤タンク及び消火器はLP-38フラットアルミで塗装後、固定バンド部はアルミテープ細切りを貼り付けました。

消火器のレバーは立体感に欠けるので実物は不明ですがデッチアップします。上レバー部にプラ板重ね張りして成型後、可動軸として虫ピンを打っておきました。

エンジンのカムカバーのスリット状の凸部はシルバー塗装指定ですが、後から筆塗りしてもよいことになりませんので、先にSM204ステンレスシルバーで塗装、マスキング後、周辺はGX3ハーマンレッドで塗装します。凸部周囲を残して再マスキングしてタミヤエナメル(ツヤ消しレッドしか手持ちが無かったので)XF-2フラットレッドで塗装した後、凸部だけエナメルシンナーを含ませた綿棒でこすり取ります。

オイルパンはGX3ハーマンレッドで塗装後、ボルト類はLP-62チタンゴールドで塗装しました。

 

前回塗装したエンジン本体に、塗装した部品を組付けていきます。

エンジン組み立て中(その1)

エンジン組み立て中(別角度から)

エンジン本体及びミッション部の汚しはスミ入れ塗料 ダークブラウンで行っています。

プラグコード他のパイピングはまだ行っていません。

キット付属のパイプは全般に少し太めで、海外キットのビニールはプラを溶かすことがよくあるのでそのまま使うか思案中です。

 

全般に渡り塗装色は説明書指示に従ってはいますが、私が普段使う塗料の色に読み替えています。

説明書の塗装色コードと私の翻訳は以下の通りです。

(A)FLAT LIGHT GRAY : #35 明灰白色(三菱系)

(B)FLAT RUST : #61 焼鉄色+#30 フラットベース

(C)METAL FLAT STEEL : LP-61 メタリックグレイ

(D)FLAT BLACK : #33 つや消しブラック

(E)METAL. GLOSS SILVER : LP-71 アルミシルバー または SM204ステンレスシルバー

(F)GLOSS RED : GX3 ハーマンレッド

(G)METAL. FLAT ALUMINIUM : LP-38 フラットアルミ

(H)FLAT OCEAN GLAY : LP-27 ジャーマングレイ

(I)FLAT AZURE BLUE : #323 ライトブルー+#30 フラットベース

(L)FLAT INSIGNIA YELLOW : #329 イエロー13538+#30 フラットベース

(M)GLOSS ORANGE : #59 オレンジ

(N)FLAT WHITE : #62 つや消しホワイト

(O)FLAT GUN METAL : #78 メタルブラック+#30 フラットベース

実車の資料写真で「これは違うな」と思えばレシピを見直すかもしれませんが、とりあえずこういうところです。

 

ただ、説明書の各所で上の(D)や(G)の色指定(実際は〇囲みのD等)が出てくるのですが、いちいち見直して頭が混乱するばかりで、こちらも作業効率低下の原因かもしれません。

 

続いてフロントグリルとラジエターパーツです。

グリル、ラジエターなど

フロントグリルはメッシュ部をくり抜いてみました。裏側からメッシュを張る予定ですが、プラの厚みによる段差も気になるところです。

 

ラジエターの枠は(G)、内側は(D)、オイルクーラー本体は(C)の指定色で塗装しました。

ね、↑ 記号だとさっぱりわからないでしょ。

 

最後にドライブシャフトとアンダーガードです。

ドライブシャフトとアンダーガード

こちらも金属露出部(C)はLP-61メタリックグレイを使用しましたが、シャフトはツヤ有の金属色の「SM03 スーパーアイアン」を使用した方が良かったかな?とも思ってます。

 

ランチアデルタはかなりメジャーな車種ですが、中々細部の写真が載ってる資料本は無いですね。

あればあればで再現しようとすれば大変なんですが・・・。

 

では、また。