プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

ボンネットピンの製作

こんばんは。

雨天がしばらく続いて、梅雨入りも間近ですかね~。

 

さて今回は、「カルソニック スカイラインGT-R」仕上げに向けてのボンネットピン製作の巻です。

 

某3D CADソフトで3Dデータを作り、光造形3Dプリンタで印刷します。

 

では、3Dデータの制作から。

まず、押し出し用の平面図形を作図します。

平面図(スケッチ)の作成から始めます。
左右長は4mmで設計しました。サイズと形はテキトーです。

図形を押し出して立体化して、

作業平面の方向を変えながら、作図して、押し出して、・・・モデリングを繰り返します。

角や繋ぎ目の部分はフィレット処理で滑らかにします。

 

で、出来たのが下の立体です。(飛び過ぎですかね)

モデリング完成!

このデータをSTL形式データにエクスポートして、スライサーにインポートします。

ラフトとサポートを付けてコピーして配置します。

スライサー画面です。25個/LOTで出力します。

3D出力したのがこちらです。

左は初回の3Dモデリングでスライド部が細すぎて成形不良になり失敗したものです。

右は今回の説明に使用している成功版の3Dモデルを出力したものです。

(使用した3DプリンタはPhoton MONOです。)

成形結果。右側が成功したものですが、樹脂の色ではよくわかりませんが。

 

今回使う分+αを切り出してマスキングテープに貼り付けます。

でも小さいのでつい落としてしまうと探すのが大変です。コロペタで捕まえましたが、少し潰れているのでボツにします。

 

次にスーパーアイアンで塗装します。

スーパーアイアンで塗装後。

それからロック用のリング部を作りましょう。

最初は2mm径のスプリングを切ろうかと思いましたが、ニッパーの刃が確実に欠けますし、1/24のリングとしては線径が太すぎるので止めました。

考え直して0.2mm真鍮線を1.5mmドリル刃に巻き付けて、カットしてリングを作ります。

リング部を作成します。まずコイルを作って、

1ループ毎に切り離しました。

リング部を所定の位置に接着します。

組み合わせました。ただし、ボツのパーツ2個(奥から2番目と手前から2番目)には接着していません。

メタルプライマーを塗って再塗装。

はい、これで4個(2台分)のボンネットピンが出来ました。

 

ということでカルソニックGT-Rに取り付けて完成に持っていきます。

次回は完成披露です。

 

では、また。