プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V #5

こんばんは。

 

ランチアデルタHF インテグラーレ 16V の続きです。

室内の組み立てを続けます。

先ずはダッシュボードから。

全体を#92セミグロスブラックで、メーターパネルは#8シルバーで塗り分け、計器類のデカールを貼り、乾燥後にフラットクリアーを掛けました。

ダッシュボード仕上げ状況です。
この後、ステアリングホイールを取り付けます。

 

このキットの難関の一つはシートベルトです。

エッチング製のベルトバックルパーツと樹脂フィルム製のベルト材料を加工して組み立てなければいけません。

樹脂フィルムを2mm幅に切り出します。

エッチングパーツと切り出したベルトです。
ベルトはカッターナイフだと切り難いのでロータリカッターで切りました。

切り出したベルトをエッチングパーツに通すのがとっても大変!

おまけにシートベルトの固定先まで再現されているので、ベルトの長さ調整は最後に行う必要があります。

シートベルト組み立て中です。バックル部は股下ベルトに通してシートに固定済です。

サイドのベルトがとりあえずできました。
ここまで2時間くらい格闘したような気が・・・。

肩ベルトの組み立ては集中していて写真を撮り忘れていました。

なんとか形にできたのが下の写真です。

室内を組み立て、シャシーに取り付けました。
ベルトはシートの上に接着剤で固定しています。

斜め後方から。
ベルトの「sabelt」のロゴは前回製作した再生デカールを貼り、上から水性ツヤ消しニスを塗っています。

後方から。

次に外装パーツに戻ります。

組み立て後の写真になってしまいましたが、キットのアンテナ(右側のマスキングテープ上のもの)は太くて(直径0.37mm位)長過ぎるようです。基部も今一つスマートさに欠けます。

基部は2mmプラ棒をリューターに咥えさせてドリルレースで加工し、アンテナ線は0.2mmステンレス線に置き換え、先端はゼリー状瞬着を固めた後、セミグロスブラックで塗装しました。(長さは少々短かすぎたかも?)

アンテナは自作パーツで置き換えました。

お次はマッドガード(泥除け)です。

キットには軟質塩ビと思しき赤色シートが付属しており、前輪側はこれをL型プラパーツ(実車ではLアングル金具?)でフェンダーに固定する仕様です。

ここも厚みが気になりますので、アルミの薄板で自作し、接着後、フェンダー側面に取り付けたものはレッドで塗装しておきました。

マッドガード(前輪側)

後輪側はバンパー下にステー部品を接着し、その上にマッドガードの塩ビシートを貼る仕様ですが、そのまま組むとマッドガードが下に垂れ下がらず、下部が前方に出たように固定されます。

これではおかしいので、ステー部品が鉛直になるようにアルミ板を曲げたものを挟んで接着しました。これで自然に垂れ下がったような角度になったかな、と。

マッドガード(後輪側)

ボンネット周りはキャッチピンがエッチングパーツで再現されておりありがたいですが、プルリング部はC型の板になってしまってるので違和感があり、0.2mm径の真鍮線に置き換えました。

また、このキットの特徴としてキルスイッチがパーツ化されているのも素晴らしいですね。ただ、基部、ボタン共、厚みがあり過ぎるようなのでヤスッて薄目に仕上げて接着しました。

ボンネットキャッチピンとキルスイッチ
サイドウインカーはアルミテープを貼った後、UVレジンを盛り、クリアーオレンジで塗装しました。

リヤゲートのキャッチピンも同様に仕上げました。

リヤゲートのキャッチピン

ヘッドライトとグリル周りは以下の写真の通りです。ライト反射鏡部は4ArtistMarkerで塗装後、ライトレンズをハイグレード模型用セメダインで接着。

グリル部の赤枠は最初のレッド塗装をマスキングして残していたものにツヤ有クリアーを筆塗りしました。

ウインカー部はガイア クリアーオレンジ塗装後、裏面にアルミテープを貼ってからバンパー内に接着しました。

ヘッドライト等はこの通りです。
改めて見ると左右のバックミラーの白文字デカールが踊ってますね~。

初期のハセガワ製キットで、なおかつ中古ということもあり、全般に渡り製作には苦労しましたが、何とか完成に漕ぎ着けて満足しています。

 

次回、完成披露です。

では、また。