プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

マルティーニ・ポルシェ 936ターボ #1

こんにちは。コロナ自粛でお疲れのところ、GWいかがお過ごしでしょうか?

次に取り組むのはこれにしました。またまた「ポルシェ」シリーズです。

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ベンホビー ポルシェ936ターボです。

「ベンホビー」というメーカーはご存知ない方も多いでしょうが、主にタミヤさんの1/24スポーツカーシリーズや1/100ミニジェットシリーズ等の金型を使ったキットや一部オリジナルのキットを販売していたようです。私も店舗販売されていた商品の記憶はありますが、手持ちはほとんどありません。このキットも近年、某オクで入手したものです。当然、タミヤ金型のキットと知っていたので落札した訳ですが。

タミヤ当時の1/24スポーツカーシリーズで「ポルシェ936ターボ ・ルマンタイプ」は「No.4」(=ITEM24004)となっており、「No.3 ランチアストラトスターボ」と「No.5 カウンタックLP400」の中間となっています。このことからタミヤでの発売は1977~78年頃であったと推定されます。

因みに同シリーズの「ITEM24012 マルティーニ・ポルシェ936-78ターボ」のキットは当初ITEM24004(タミヤ版936ターボ)の金型改修品とも思っていましたがボディ形状やNACAダクトの位置や数も全く違うので新規に作り起されたもののようです。

ベンホビーのキットのデカール(年代物なので使えないでしょうが)によるとこのキットは1987年製造のようですので、タミヤでの生産休止以降、金型をベンホビーに譲渡されたものと思われます。このため再販もされない(できない)のでしょうか。(その他、今の目で見ると厳しい部分も多々ありますが)

では、キットの確認、前処理を進めていきましょう。

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ボディ&シャシー~ 年代物ですのでパーティングラインがキツイですね。

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前方から~ 運転席後ろのインダクションポッドの空気取り入れ口が塞がってます。ヘッドライトがプラの不透明部品なので置き換え予定です。

ここから加工開始です。ボディから下拵えを進めましょう。

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インダクションポッドを開孔。リヤウイング裏の押し出しピン跡は黒瞬着で埋めました。ヘッドライトカバー固定用のスリットはプラ板片を差し込んで黒瞬着で埋めました。各所のパネルラインはスジ彫りをなぞって深くしておきます。

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ヘッドライトカバー~ クリア部品の固定用ベロ?を切り取りましょう。

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切り取り・成型後、合わせてみます。まずまずです。

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フロントのオイルクーラー?取り付け部のピン跡も埋めました。

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テールランプ~ モールド表現なのでクリアー部品に置き換えましょう。

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モールド部を切り落として整形、ボディに接着しました。

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レンズ部はクリアーランナーを削って作成しました。

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インダクションポッド部にパテ盛り、

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削りました。

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ボディ後端下部にもパテ盛って、

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削りました。

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整形後、サフェイサーを吹いて確認。OKとします。

シャシーもあまり手を加えるつもりは無いですが、モーターライズの痕跡は薄めたいと思います。一番は平ギヤなので、取り除きます。

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シャシー裏~ 平ギヤが目立ちます。

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ギヤを抜きます。代わりにポリキャップ2個はめてみます。

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シャシーに対してほぼ中央に収まったので、いい感じ。後はボディを被せた後微調整します。

このマシンもレース毎に細部仕様が異なるようです。

しかし、あまり資料も残っていなくて詳細もわからないので、雰囲気重視でいきたいと思います。

では、また。