プラモタイムカプセル

主にカーモデルのプラモ製作記録です。守備範囲は70年代から90年代のレーシングカーとラリーカー、スーパーカー、いわゆる「旧車」のロードカーなどです。

マルティーニ ポルシェ935ターボ #5

こんばんは。寒さが少し和らいだのも束の間、また寒気が戻ってきましたね。

ポルシェ935の続きです。

とりあえずシャシーを塗装して先に進めます。
コクピットフロア部分はセミグロスブラック塗装指定ですので、Mr.フィニッシングサーフェイサー1500(ブラック)で塗装、マスキング後、その他の部分をMr.カラー#69 グランプリホワイトで塗装しました。

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ホワイト部分はMr.カラー#69 グランプリホワイトで塗装しました。写真は暗めに写っていますが、もう少し白い方がよかったかも。

シャシーに足回りのパーツを取り付けました。

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足回りのパーツが付くと先に進んだ気がしますね。

シャシーは基本色塗装のみでクリアを掛けませんが、ボディは基本色塗装後デカールを貼り、最後にクリアを塗装します。キットのボディ色塗装指定は(タミヤ)TS-26ピュアーホワイトですが、70年代レーシングカーのホワイトは若干くすんでいる印象です。
シャシーにはグランプリホワイトをそのまま塗ってみましたが、どうも色が濃すぎる印象です。
ボディに塗る色を見直しましょう。

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Mr.カラー左が#1ホワイト、右が#69グランプリホワイトです。この中間くらいでいいかなと思います。

塗料空きビンに、Mr.カラー#1ホワイト、#69グランプリホワイトを1:1(要するに1ビンずつ)混ぜます。
写真は撮り忘れましたが、塗装下地はタミヤ ファインサーフェーサーL仕上げ用グレーを塗り、乾燥後スポンジヤスリ#1500くらいで表面を均した後、上記の調色したホワイトを塗装しました。

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ボディ基本色塗装後~ 実物はもう少し明るい印象です。

乾燥後、表面を再度整えてからデカール貼りに入ります。

ボディ乾燥中に、どうも気になっていたエンジンルーム内の補機に手を入れます。
リヤフードを開けたときに目立つ、オルタネータ?周りに手を入れましょう。

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オルタネータと思しきパーツ。羽根車がギヤみたいにムクでケーシングと一体化しています。

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ケーシングと切り離しました。羽根車表面のリブみたいな凸モールドはスジボリに修正します。

 

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スミ入れしたエンジンと部品たち。羽根車は薄くそぎ落としたので、中心部裏側にプラワッシャー接着、羽根部分は0.2mm×0.4mm帯状プラ材を裏側に接着して再現しました。

部品の仕上げを進めます。ガソリンタンクやエンジン空冷ファン等のFRP部品の再現に実感を持たせるため、#48クリアイエロー+#49クリアオレンジ+GX101クリアブラック微量+#1ホワイト少々+#30フラットベースを混ぜたものをエッジ部などに塗ります。

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実車ではFRP部品の部分の質感を塗装で表現しました。

この後は各部品の組み立て・塗装仕上げを行いながら、ボディのデカール貼りを行っていきます。

では、また。

 

マルティーニ ポルシェ935ターボ #4

こんばんは。この冬一番の寒気の中、いかがお過ごしでしょうか。

ポルシェ935の続きです。

前回宿題のボディとシャシーの固定方法についてです。

先ず、固定部のネジ穴がボディ前部にまたがっていますので、前後を合体させました。

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ボディ前部と後半を合体!

キットの仕様では、ボディは2mmネジ4本でシャシーに固定しますが、ネジ穴はサイドシルのマルティーニストライプ部に完成後も残ってしまいます。

これを解消するためにネジ穴を埋めても合体できるようにします。

2mmネジの代わりに#17(直径約1.5mm)の真鍮クギを使用します。

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真鍮クギをカットして2mmネジの代わりに位置決め用として使用します。

真鍮クギをカットしたものをネジ止め部分に接着して、ネジ穴をゼリー状瞬間接着剤で埋めます。

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ゼリー状瞬間接着剤でクギを固定、ネジ穴も埋めました。

接着剤が固まったらボディとシャシーを合わせてみます。

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ネジ穴に盛った瞬着を削った後、ボディ&シャシーを合わせてみました。

ネジ穴に対してクギは緩いのでしっかりとは固定できません。そのままでは前側が開きますのでサイドシル内部にマグネットを仕込んで固定できるようにします。

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マグネット取り付け準備~ 厚紙に両面テープでマグネットを仮固定します。マグネットの当たり面が鉛直になるように厚紙の上下の厚さを調整しています。

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マグネット仮固定中~ ボディ側サイドシル上部にゼリ状瞬間接着剤を盛って、両面テープで位置合わせ、仮固定します。横側から瞬着効果促進スプレーを吹き込んでマグネットを仮固定しました。

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仮固定後。 この後、ゼリー状瞬間接着剤をさらに盛ります。
ボディ前側が開き気味なので、マグネットの位置は前寄りに付けています。

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ゼリー状瞬間接着剤を盛って固めたところです。

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シャシー側マグネットはボディ側のマグネットにくっ付けて位置合わせを行い、ボディ側同様、ゼリー状瞬間接着剤で固定しました。
緑色の発泡スチロール板は接着用スペーサとして入れています。

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マグネットで固定後、ピッタリ合うようになりました。

ボディとシャシーの固定はこれで解決したことにします。

順不同ですが、ガソリンタンク内のガソリン表現を行います。キットのガソリンタンクは実車のFRP製タンクを再現するために半透明のベージュ樹脂で成型されています。残液を塗装で表現しましょう。

まず、タンク内部のマスキングを行います。

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ガソリンタンクのマスキングを行いました。液面が水平になるように注意。

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Mr.クリアカラーGX102(ディープクリアレッド)をクリアで薄めたもので塗装しました。

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塗装後のタンク上下を合わせてみました。残量少な目ですがそれっぽく見えますね。

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メッキを剥がしていたフロントホイールメッシュ部をゴールドで塗装しました。

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ブレーキ部品を塗装後、足回りを組み立てておきました。金属色はMr.カラースーパーメタリック SM01スーパーファインシルバー、SM03スーパーアイアン、タミヤラッカー塗料LP-38フラットアルミを使い分けています。これらはシャシーの塗装後に取り付けます。

今回はここまでです。

今後はシャシーの塗装、ボディの下地仕上げと塗装に入っていきます。

では、また。

 











 

 

マルティーニ ポルシェ935ターボ #3

こんばんは。週末は寒波襲来で厳しい寒さを迎えそうですが、皆さん寒さ対策を!

ポルシェ935の続きです。

ボディは後付け部品を接着、段差を埋めておきました。

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リヤフェンダー前後のパーツを接着・整形しました。

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ボディ上下はネジ止めですが、ネジ穴の処理は検討中。

足回りの製作に入っていきますので、ブレーキディスクの工作を行います。まず、エッチング製ブレーキに実車感を与えましょう。

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エッチング製のブレーキディスク。4輪×表裏=8枚あります。

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100円ショップのマンドレルとダイヤモンドホイールに両面テープを貼って、

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両面テープは粘着力が強すぎるので、マスキングテープを逆さに貼り付け、上からブレーキディスクを乗せて固定します。

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リューターに付けて回転させ使い古しの180番ペーパーを当てました。もう少し回転キズが付いてもよかったかな。

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プラスチック部品に瞬間接着剤で接着しました。

今回はここまでです。 ボディ上下の固定方法は宿題です。

では、また。

 

ニッサン KDR30 スカイラインスーパーシルエット `82

あけましておめでとうございます。
昨日も新型コロナ感染者数は最高値を更新したようですが、皆様ご自愛ください。

さて、今回は過去作品のご紹介です。

キット: アオシマ 1/24 
     ニッサン KDR30 スカイラインスーパーシルエット `82
完成年月: 2017年7月

コメント: 
 このキットはアオシマさんが1980年代に発売したもので、35年以上の歴史を持っているようです。オリジナルはモーターライズなので、コクピット以外のエンジン等は再現されておりませんが、全体のプロポーションは良好です。デカールはゴールドとホワイトの発色も良く良質なものです。
塗装はMr.カラーGX3 ハーマンレッドとGX2 ウイノーブラックで2トーン塗装、デカール貼りの後、ガイアカラー EX-03 EXクリアーでオーバーコート仕上げです。

 

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左前から~ デカールのゴールド、ホワイトの発色は良好です。

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左上方から~ R30スカイラインの特徴のアンテナは0.4mm真鍮線で置き換えました。ボンネットのエアダクト部は開孔後、フィンをプラ板で再現しています。

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左側方から~ リヤホイールはMr.メタリックカラーGX レッドゴールド塗装後、タミヤエナメルXF-1フラットブラックで塗装。塗料乾燥後、凸部をエナメルシンナーを含ませた綿棒で塗装剥がし、クリアーコート。窓枠部はアルミシールを貼り付けて再現しました。

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左後方から

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後方から~ メッシュ部はエッチングに置き換えています。ボディ左右後端はプラ板追加、穴開けで再現しました。

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右後方から

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右側方から

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右前方から

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正面から

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正面情報から~ コクピット内部がよく見える角度から。

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右上方から~ ドライバーシートのシートベルトは付属のデカールを台紙毎切り抜き貼り付けて再現です。

80年代のスーパーシルエットのド派手なプロポーションはビジュアル的にもとてもカッコイイですね。


では、皆様のご多幸をご祈念申し上げます。

 

マルティーニ ポルシェ935ターボ #2

こんばんは。今年も残すところ1日少しですね。

ポルシェ935の製作続きです。
基本部分を形にしたエンジンは新しい説明書の指示通り、タミヤラッカー塗料LP-38で塗装しました。写真は暗めに写っていますが質感はアルミダイカストっぽくていい感じです。

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基本塗装済のエンジン

フロントフェンダー部のスリットは前から見ると断面厚みが目立つので、裏からリューターで削った後、ナイフで整形しました。パーティングラインはペーパー処理です。

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左:下処理前      右:下処理後

メッキパーツは、クローム調のツヤありメッキとツヤ消しメッキのパーツがありますが、ツヤ消しの方はパーティングライン処理も必要で、メッキの色調もイメージに合わないのでメッキを剥がします。
ブレーキロータ等はエッチングパーツも用意されていますので、金属感はそちらに任せましょう。

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メッキパーツ1(メッキ剥がし予定)

ヘッドライトのリフレクターやバックミラーのミラー面はクローム調メッキです。こちらは問題ないので残します。
ホイールはツヤ消しメッキですがフロントホイールのメッシュ部はゴールドに塗装が必要です。ここだけはメッキを剥がしましょう。

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メッキパーツ2(メッキは残す予定)

キッチンハイターでメッキ剥がし後です。燃料タンクや空冷ファンと同じく半透明のベージュパーツになりました。

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メッキパーツ1(メッキ剥がし後)

フロントホイールはキッチンハイター半身浴でメッシュ部のみ剥がしました。凹部に若干残っていますが大丈夫。(残念ながらホイールカバーでどうせ見えなくなってしまいます。)

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メッキパーツ2の一部(一部メッキ剥がし後)

ルーフ後端のベンチレータスリット部は抜けていないのでドリルとナイフでちまちまと抜きました。

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ルーフ後端のベンチレータスリット部品

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ルーフに接着後

次はリヤウイング。1/12なので整流板等が再現され多層構造になっていますので、順番に接着・整形しながら組み立てます。

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リヤウイング~ 一部接着して、

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段差部と押し出しピン跡にタミヤ光硬化パテを盛りました。

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硬化後、ヤスリ、ペーパーで整形しました。

この後、ウイング上面を接着・整形する予定でが、今回はここまでです。

では、皆さん、良いお年を!!



マルティーニ ポルシェ935ターボ #1

こんばんは。新型コロナは依然収束の目処も立たない状況ですね。止むを得ない外出時も十分にご用心を!
 さて、大物キット「タミヤ 1/12  マルティーニ ポルシェ935ターボ」の製作開始です。
 このキットの初回発売は1977年で当時のITEM NO.は12023でした。今回製作するのはITEM No.12038の2008年の再販キットです。この再販分からエッチングパーツが付属したと記憶しています。デカールもカルトグラフ製が付属しており、最近再販された一部のメーカーロゴが省かれたデカール付属のもの(ITEM No.12057)に比べて構成的には歴代ベストキットです。今回のキット再販を機会に予備部品を取り寄せて製作開始することにしました。

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パッケージ、デカイです。

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箱の内部~ タイヤは粉を吹いていたので洗浄済みです。

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組立説明書と予備デカール、最新キット用のものを取り寄せました。

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ボディパーツ~ 1/24の964と比較

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エンジン組み立て中!

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リヤバンパー~ マフラー孔周辺を整形しました。

大物なので製作も長丁場になりそうです。しばらくお付き合いください。

では、また。

ポルシェ911(964)カレラ2 カブリオレ

こんばんは。今週に入り冷え込んでいますね。風邪を引かないように気を付けましょう!
さて、完成報告です。

キット: フジミ 1/24 
     ポルシェカレラ2 カブリオレ
完成年月: 2020年12月

コメント: 
 このキットはフジミさんが1990年に発売したもので、カレラ2とカレラ4がコンバーチブルになっています。といってもリヤのエンジンフードのデカールと室内のミッションノブのマニュアル/ティプトロニックを選択するだけの違いです。
 964型ポルシェなので当然930型と(プラモの)共通部品は無いですし、930型は「エンスージアストモデル」がベースになっているのに対し、こちらは少々力の抜けたキット内容です。その分組み立てやすいとも言えますが。
 組立上の注意点はフロント下部のグリル部分が細く折れやすいことです。私もボディ塗装後に折ってしまったので、接着補修後再塗装しています。フロントノーズ下部のカバー部品を接着すればグリル部が折れにくくなるのですが、ボディとシャシーを合体して最後に接着する手順になっています。これでは完成後にボディを外せないので私はカバー部品のリップ部分を残して大きく削り取ったものを接着しました。また、幌はクローズ状態とたたんだ状態の部品が両方付属していますので、マグネットでクローズ/オープンを着せ替えられるようにしてみました。それからライトのレンズが分厚く牛乳瓶の底のようですが、その分ライト内部の反射鏡部分がメッキでないのが気にならず良し悪しですね。
 ボディ塗装は渋めのレッド系にしようと思い、Mr.メタリックカラーGX209 レッドゴールドの上にMr.クリアカラーGX102 ディープクリアレッドを重ね、ガイアカラーEXクリアーでオーバーコート・研ぎ出し仕上げです。ただ、色付きクリアカラーの重ね塗りはムラ無く塗るのが難しいですね。室内色はMr.カラー#19サンディブラウンにしました。

では、完成写真をどうぞ。

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たまには後ろ姿から、

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左前方から~ ライトレンズが分厚いような

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左側方から

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左後方から~ 「カレラ2」デカールは自作です

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後ろから

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右側方から

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右前方から

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正面から~ ポルシェエンブレムは手持ちの立体ステッカーを使用

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左上方から~ フロントフードの塗装ムラが気になるところ

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室内アップ~ ピンボケですみません。クローズがデフォルトのつもりなので、シートベルトは省略しています。

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幌オープン1~ 一応オープン状態もパチリ

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幌オープン2

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幌オープン3

気合が今少し足りませんが、ポルシェコレクションラインナップに加えます。
次は何にしようかな?

では、また。